こんにちは、Azure Site Recovery サポートです。
この記事では Azure Site Recovery (以下、ASR ) の「クラシック アラート」を、「組み込みの Azure Monitor アラート」へと移行することについて説明いたします。
目次
Q1. 「LVFL-NR0」「HVV0-PQG」このアラートは何ですか?
Q2. どの Recovery Services コンテナーが「クラシック アラート設定」になっていますか?
Q2-1. どの Recovery Services コンテナーでクラシック アラートが有効になっているのですか?
Q2-2. どの Recovery Services コンテナーが ASR クラシック アラートの「メール通知」を行っていますか?
Q3. ユーザーは何をすべきですか?
Q4. ASR クラシック アラートを無効化する方法を教えてください
Q5. ASR クラシック アラートから「組み込みの Azure Monitor アラート」へと移行した場合のコストはどうなりますか?
Q6. ASR クラシック アラートと「組み込みの Azure Monitor アラート」の通知メールに違いはありますか?
Q1. 「LVFL-NR0」「HVV0-PQG」このアラートは何ですか?
A1
ASR のクラシック アラートから「組み込みの Azure Monitor アラート」へと移行するよう、お知らせするためのものです。
Recovery Services コンテナーでは、クラシック アラートが既定で有効化されております。
Q2.どの Recovery Services コンテナーが「クラシック アラート設定」になっていますか?
A2
・ 既定ですべての「組み込みの Azure Monitor アラート」へと移行していない Recovery Services コンテナーは「クラシック アラート」が有効になっており、正常性アラート「LVFL-NR0」「HVV0-PQG」対象となっております
・ 実際に「クラシック アラート」を用いてメールへの通知構成をしているかどうかは、お客様環境の設定次第です
Q2-1. どの Recovery Services コンテナーでクラシック アラートが有効になっているのですか?
A2-1
(1) Azure ポータルにて回復性 (Resiliency) を開き、[監視とレポート] > [警告] > [アラートの管理] > [リソースの組み込みのアラート設定の管理] を選択します
(2) [Azure Monitor アラートのみの使用をオプトイン] 画面にて、リストされている Recovery Services コンテナーを確認します
警告
項目 Site Recovery のクラシック アラート が「はい」となっている Recovery Services コンテナーが対象となります。
Q2-2. どの Recovery Services コンテナーが ASR クラシック アラートの「メール通知」を行っていますか?
A2-2
リストされた Recovery Services コンテナーが実際に ASR クラシック アラートの「メールの通知」を構成しているかどうかは、上記でリストされた Recovery Services コンテナー > [Site Recovery イベント] > [メール通知] > 「メールの通知:オン」 となっているかどうかで確認可能です。
「メールの通知:オン」となっていない場合、かつ今後もアラートをご希望でない場合は、特段お客様での追加作業・アラート移行作業は不要です。
Q3. ユーザーは何をすべきですか?
A3
ASR クラシック アラートの「メール通知」を構成している場合
ASR として今後、クラシック アラートではなく「組み込みの Azure Monitor アラート」へと切り替えていただくようお勧めしておりますので、切り替えをご検討ください。
詳細は本ブログの「Q4 ASR クラシック アラートを無効化する方法を教えてください」を確認ください。
現在、ASR クラシック アラートの「メール通知」は構成していないが、今後は ASR でエラーが発生した際にはメール通知などのアラートをご希望の場合
クラシック アラートから「Azure Monitor を使用した組み込みのアラート」へと切り替え・設定することをご検討ください。
詳細は本ブログの「Q4 ASR クラシック アラートを無効化する方法を教えてください」を確認ください。
現在、ASR クラシック アラートの「メール通知」を構成していない、かつ今後も ASR でエラーが発生した際もアラートをご希望でない場合
特段お客様での追加作業は不要です。
Q4. ASR クラシック アラートを無効化する方法を教えてください
A4
ASR クラシック アラートを無効化するには、[Azure Monitor アラートのみの使用をオプトイン] 画面にて、設定を更新してください。
Note
ASR クラシック アラートの「メール通知」を構成しておらず、今後も ASR エラーの監視設定をする必要が無い場合は、下記対応は不要です。
- (参考) ビジネス継続性センターで Azure Site Recovery のアラートを管理する
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/site-recovery/site-recovery-monitor-and-troubleshoot#manage-azure-site-recovery-alerts-in-business-continuity-center
Azure ポータルにて回復性 (Resiliency) を開き、[監視とレポート] > [警告] > [アラートの管理] > [リソースの組み込みのアラート設定の管理] をクリックします。
「Azure Monitor アラートのみの使用をオプトイン」画面上にて、対象 Recovery Services コンテナー の [アラートの設定] > [更新] をクリックします。
[監視の設定]画面上にて、下記項目を設定します。
- Site Recovery 用の Azure Monitor アラートのみを使用:チェック ON
- Site Recovery のレプリケーションの問題に関する組み込みの Azure Monitor アラート:有効化
- Site Recovery のフェールオーバーの問題に関する組み込みの Azure Monitor アラート:有効化

「更新」完了後、「Azure Monitor アラートのみの使用をオプトイン」画面上にて、該当の Recovery Services コンテナーがリストアップされてきていないことを確認します。
念のため、Recovery Services コンテナー >「監視の設定」-「更新」クリック後の画面上でも、下図の項目が有効化されていることを確認します。
- Site Recovery 用の Azure Monitor アラートのみを使用:チェック ON
- Site Recovery のレプリケーションの問題に関する組み込みの Azure Monitor アラート:有効にする
- Site Recovery のフェールオーバーの問題に関する組み込みの Azure Monitor アラート:有効にする

これにて、ASR クラシック アラートの無効化は完了いたします。
警告
Recovery Services コンテナーの [監視の設定] の下記どちらかの設定が無効化されていると、[Azure Monitor アラートのみの使用をオプトイン] 画面ではクラシック アラートを使用しているコンテナーとしてカウントされたままとなりますのでご注意ください。
・ バックアップ用の Azure Monitor アラートのみを使用
・ Site Recovery 用の Azure Monitor アラートのみを使用
例)

なお、「組み込みの Azure Monitor アラート」を使って、メールなどの通知が必要な場合は、別途設定していただく必要があります。
詳細は下記のドキュメントと、ブログを参照いただければと存じます。
(参考) Azure Site Recovery に関する組み込みの Azure Monitor アラート
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/site-recovery/site-recovery-monitor-and-troubleshoot#built-in-azure-monitor-alerts-for-azure-site-recovery(参考) 「組み込みの Azure Monitor アラート」を利用した ASR エラーのアラート構成例
https://jpabrs-scem.github.io/blog/AzureSiteRecovery/HowToSetAsrMonitorAlert/
Q5. ASR クラシック アラートから「組み込みの Azure Monitor アラート」へと移行した場合のコストはどうなりますか?
A5
「Azure Monitor を使用した組み込みのアラートが生成されること」自体に料金は発生しません。
一方、メールなどへアラートを通知させる場合は少額の料金が発生いたします。
詳細は下記ドキュメントをご参照ください。
- (参考) 価格
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/site-recovery/site-recovery-monitor-and-troubleshoot#pricing
“追加料金は発生しません。 ただし、これらのアラートを通知チャネル (電子メールなど) にルーティングする場合、Free レベル (1 か月あたり 1,000 メール) を超える通知に対してはわずかなコストが発生します。”
Q6. ASR クラシック アラートと「組み込みの Azure Monitor アラート」の通知メールに違いはありますか?
A6
件名などに違いがございます。
ASR クラシック アラートと、組み込みの Azure Monitor アラートの通知メールのサンプルを、以下のとおりご案内いたします。
警告
こちらのサンプル メールは 2026 年 5 月に受信したものとなりますので、あくまで参考程度に留めてくださいますようお願い申し上げます。
より正確な内容をご確認いただくためにも、お客様ご自身で、アラート メールの受信検証を行っていただき、内容をご確認ください。
[例:ASR の「レプリケーション ヘルス」が「重大」に変わったことを通知するアラート メール]
クラシック アラート
メール件名:Azure Site Recovery Critical Notification: Virtual machine health is in Critical state
組み込みの Azure Monitor アラート
メール件名:Fired:Sev1 Azure Monitor Alert Replication health changed to Critical. on wus-lrs ( microsoft.recoveryservices/vaults ) at 5/24/2026 1:42:01 AM
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