Azure Backup の 保持期間について

皆様こんにちは。Azure Backup サポートです。今回は、よくお問い合わせをうける「保持期限」について、取りまとめてお伝えします。公開ドキュメント上では、下記のように「最大保有期間:バックアップ頻度次第」と記載が書かれており、実際に「毎日」「毎週」のバックアップを構成した場合の最大保有期間は、ポリシー作成画面で確認するのみとなっております。 ・保有の制限 https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/backup/backup-support-matrix#retention-limits (図例:Azure VM Backup の場合) 目次 1. Azure VM Backup の場合2. Azure ファイル共有に対する Azure Backup の場合3. SQL Server DB に対する Azure Backup の場合4. SAP...

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Azure VM BackupにおけるRecovery Services コンテナーの変更について

皆様こんにちは。Azure Backup サポートです。今回はお問い合わせをいただくことが多い、Azure VM Backup を取得している Recovery Services コンテナーを変更することは可能か?について説明させていただきます。 なんらかのバックアップ構成を行ったあとは、Recovery Services コンテナー上の冗長性の変更をいただくことが出来ないため、 Recovery Services コンテナー自体を変更いただく必要がございます。ただし、CRR の「無効化」→「有効化」への切り替えのみは、バックアップ アイテムを保護した後でも変更が可能です。 ・ストレージ冗長性の設定 https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/backup/backup-create-recovery-services-vault#set-storag...

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QL4L-5D8 クラシック アラートから Azure Monitor を使用した組み込みのアラートへの移行について

こんにちは、Azure Backup サポートです。今回は、2023 年 3 月末より弊社から発行されている、アラート追跡 ID 「QL4L-5D8」について説明いたします。 目次 Q1. 「QL4L-5D8」このアラートは何ですか?Q2. どのRecovery Services コンテナーが「クラシック アラート設定」になっていますか?Q3. クラシック アラートから Azure Monitor を使用した組み込みのアラートへと移行した場合のコストはどうなりますか?Q4. クラシック アラートの「通知の構成」をしているかどうかは 1 つ 1 つの Recovery Services コンテナーを確認する必要がありますか? Q1. 「QL4L-5D8」このアラートは何ですか?A1 クラシック アラートから、Azure Monitor を使用した組み込みのアラートへと移行するよう、お知ら...

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Recovery Services コンテナーとバックアップ コンテナーについて

こんにちは、Azure Backup サポートの山本です。今回は、 Azure バックアップソリューションので利用する Recovery Services コンテナーとバックアップ コンテナーのバックアップ対象の違いについてご説明させていただきます。 Recovery Services コンテナーとバックアップ コンテナーはバックアップ対象(バックアップソリューション)の違いにより使い分ける必要がございます。 また、バックアップセンターは サブスクリプション内の Recovery Services コンテナーやバックアップ コンテナー (およびそれぞれのコンテナーでバックアップしているバックアップアイテム) を統合管理するための管理画面です。 目次 1. バックアップソリューションとコンテナー、およびデータ保存先の比較表2. コンテナーにバックアップデータが保存されないもの2-1. A...

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ASR 自動更新に利用する Automation アカウントの Managed ID への移行方法について

みなさんこんにちは、Azure Site Recovery サポートです。今回は、Azure Site Recovery ( 以下、ASR ) にて使用される、マネージド ID の設定についてのご案内です。 ASR 自動更新には Azure Automation の実行アカウントが利用されますが、Azure Automation 実行アカウントは 2023 年 9 月 30 日に廃止されることが決まっており、マネージド ID へ移行する必要がございます。2023/3/14 時点では ASR の自動更新に利用する Azure Automation を手動でマネージド ID へ移行する必要がございますので、その移行手順についてご案内いたします。 なお、今後は ASR 有効化時に自動でマネージド ID の Azure Automation が作成されるように開発部門と対応を継続しておりますので...

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Azure Disk Backup を意図的に失敗させる方法

皆様こんにちは、Azure Backup サポートです。アラートのテスト等のため “Azure Disk Backup を失敗させたい” というお問い合わせをよくいただきます。今回は、Azure Disk Backup を意図的に失敗させる方法として、Azure Disk Backup 構成したディスクを削除して、バックアップ ジョブを失敗させる方法をご紹介いたします。 ・Azure ディスク バックアップの概要 https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/backup/disk-backup-overview 目次 1. Azure Disk Backup を意図的に失敗させる方法2. その他ブログで公開している Azure Backup の失敗方法 1. Azure Disk Backup を意図的に失敗させる方法(1) とある Azure M...

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Azure VM Backup のジョブ前後で任意の処理を行いたい

こんにちは、Azure Backup サポートです。今回は、よくお問い合わせをいただく、下記 2 種類をお客様要件で実現されたい場合について、ご説明します。1.何らかの処理 (ジョブ・サービス) が終了したあとに ⇒ Azure VM Backup を開始させたいが、Azure Backup としてそのような機能の用意があるか?2.Azure VM Backup のジョブが成功したあとに ⇒ 何らかの処理 (ジョブ・サービス) を開始させたいが、Azure Backup としてそのような機能の用意があるか? 結論から申し上げますと、上記1.2.どちらも実現できるようなものは、残念ながら Azure VM Backup としては特定の機能のご用意がございません。考えられる案や考慮事項がありますので、詳しく説明します。 目次 1. 何らかの処理 (ジョブ・サービス) が終了したあとに ⇒ A...

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ドメインに参加しているVMのAzure VM Backupリストアについて

みなさんこんにちは、Azure Backup サポートです。今回は、Active Directory ( 以下、AD ) のドメインに参加している Azure 仮想マシンを、Azure VM Backup にて保護する場合に、よくお問い合わせいただく内容についてご案内いたします。 前提Azure VM Backupにて保護することを前提とすると、「ドメインに参加している Azure 仮想マシンを、Azure VM Backup にてバックアップ・リストアする場合の考慮事項」というのは特にございません。ただし、リストア (=復元) 後は Active Directory の観点で、環境に合わせた考慮事項が発生いたします。Widnows OS 上の作業詳細についてご不明点がございます場合は、恐縮ながら Azure Backup チームではなく、 Active Directory を取り扱う部...

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Azure VM Backup における Take Snapshot フェーズの確認方法

皆様こんにちは。Azure Backup サポートの山本です。今回はお問い合わせをいただくことが多い、 “Azure VM Backup における Take Snapshot フェーズの確認方法” について解説させていただきます。Azure VM Backup では Take Snapshot フェーズ が終わっていれば VM の再起動などを実施いただいても影響がなく、スナップショットからのリストアが可能 (インスタントリストア) が可能になるため、Take Snapshot フェーズのステータス確認を確認したい、かかった時間を知りたい、というお問い合わせをよくいただきます。 まず、はじめに前提知識として Azure VM Backup ではバックアップを取得する際に下記 2 つのサブタスクがございます。1.Take Snapshot (スナップショットの取得)2.Transfer ...

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空き領域があるのに、ID 58「ディスクに十分な空き領域がありません」のエラーでバックアップジョブが失敗する場合の対処方法

皆様こんにちは、Microsoft Azure Backup & Recovery Services サポートです。DPM (Data Protection Manager) や MABS (Microsoft Azure Backup Server) を使用し、ファイルサーバーなどサイズの大きい保護対象をバックアップすることはよくあることです。今回は、データサイズが 16 TB 前後の保護対象をバックアップした際に、ID 58「ディスクに十分な空き領域がありません」のエラーでバックアップジョブが失敗する事象が発生する場合の、その原因と対処方法についてお伝えします。 <エラーの抜粋> 目次 1. 【原因】2. 【対処方法】 1. 【原因】データ保存先のディスク記憶域ボリュームの空き領域を確認したところ、十分な「未使用領域」があるのに、なぜ ID 58 にて「ディスクに十分...

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